「女たちの21世紀」最新刊刊行&過剰姉妹の陰謀

binbowwomen2009-06-23

「女たちの21世紀」最新刊刊行のお知らせ、ならびに以前お知らせした、
横浜・寿町で行われる覆面ユニット「過剰姉妹」によるトークイベント
のお知らせです。

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「女たちの21世紀」最新刊No.58 刊行!
【特集】フェミニストはこう読む 金融危機と経済対策

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世界金融危機は、世界各地で、そして日本で、女性の貧困化を加速させています

政府の巨額の財政出動は、弱い立場におかれ、不況でさらに追い詰められている
女性と貧困層をほんとうに救済することになるのでしょうか?私たちが税金を通
じて回復させるものは、これまでの経済モデルでいいのでしょうか?
大沢真理さん、足立眞理子さん、竹信三恵子さんら、内外のフェミニストの分析
を掲載。女性の貧困を生み出してきたグローバル経済と政府経済対策のあり方を
根本からかんがえる一冊です。

・・・もくじ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【特集】フェミニストはこう読む 金融危機と経済対策

ジェンダー視点が照らし出す「グローバル危機対策」の不毛  竹信三恵子
フェミニスト経済学から見るグローバル経済と金融危機  足立眞理子
貧困層と女性に公正な財政を  大沢真理
経済危機に追い詰められる女性労働者  伊藤みどり
レポート「金融危機と女性への影響」東アジアワークショップ  本山央子
日系人移住労働者への影響 助け合いと連帯で支える生活  野元弘幸
厚労省の失業対策で介護人材不足は解決するか?  白崎朝子
「家族のために、夫に内緒で」 消費者相談に見るジェンダー  樫原節子
第53回国連女性の地位委員会専門家パネル「ジェンダー視点でみる金融危機
 鍵は不平等の是正と雇用の創出  ステファニー・セギーノ
 アジア危機の経験が残した教訓  シャミカ・シリマン

【国内ニュース】
裁判員制度で性犯罪被害者の安全と権利は守られるのか?  本山央子
集団準強かんの学生に大学が「教育的配慮」
米軍性犯罪の8割が不起訴
移住女性を苦しめる入管法等改定案に反対!  山岸素子
婚外子の住民票作成裁判最高裁で敗訴
首相「子ども2人は義務」答弁を撤回
BPONHK番組改変で「放送倫理上の問題」を認定
情報通信法制よりもコミュニケーションの権利の確保を  池田佳代
拷問禁止委員会が「慰安婦」問題再報告を要請
総務省が政府DV対策に改善勧告
東京プライドフェスティバルを開催  砂川秀樹
加地永都子さんの急逝を悼んで  ゆのまえ知子

【海外ニュース】
フィリピン 歴史的な性暴力裁判に苦い結末
バングラデシュ セクハラ防止ガイドラインを策定
アイスランド ストリップクラブ・買春を禁止
アメリカ 未処理のまま放置されるレイプ証拠
クウェート 初の女性国会議員が誕生
アフガニスタン シーア派家族法タリバーン時代への逆行?
パキスタン タリバーン支配下でおきた女性の鞭打ち
ブルンジ 同性愛禁止法が成立
UNICEF 若年HIV患者の2/3が女性
シエラレオネ 成人儀礼を遅らせ女性器切除を減らす
アフガニスタン タリバーンが女性議員を射殺
コンゴ 武力紛争下のレイプ拡大
メキシコ 連続女性殺害事件の審理 米州裁判所で始まる

【AJWRC information】
山秋真さん講演会 「開発」に揺れる地域で、聞こえない声を聞く
「女性の貧困」特集号発行記念ディスカッションフォーラムを開催
センターの主な活動(4月〜6月)
CEDAW日本審査に向けNGOレポートを共同提出
出張 放課後まんがクラブ
BOOK CORNER
連載 香港便り 小出雅生
連載 町屋通信 佐藤智代子

定価1200円。ご注文はこちらのサイトから
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=464
またはアジア女性資料センター事務局にお問い合わせください。

アジア女性資料センター
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町14-10-211
TEL:03-3780-5245 FAX:03-3463-9752
E-mail:ajwrc@ajwrc.org
http://www.ajwrc.org/
★夏の国内ツアー参加申し込み承り中です!
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=463

交流学習会「女性と貧困」
〜過剰姉妹の陰謀! 女性と貧困をほえる!〜

日時:2009年6月27日(土) 午後2時〜
場所:寿生活館4階会議室
 (JR石川町北口下車・徒歩5分。横浜市中区寿町3−12−2)
問題提起者:覆面ユニット「過剰姉妹」
主催:寿支援者交流会(045-641-5599・高沢)

<内容の詳細>
「女性と貧困」・・・「女性は世界の労働の三分の二を行っているにもかかわらず、収
入は5%でしかなく、資産は1%にも及ばない」(ILO:国際労働機関)という声明、そし
て「女性の約54%が非正規労働者として、正規男性の約40%の低賃金で働いて」いる
という事実は(女性たちの中においても)どれだけ知られているでしょうか?
そうであるにもかかわらず、「派遣村」でも女性はきわめて少数、「寄せ場」「
路上」といわれる場所においても、やはり女性達の姿はなかなか見えてきません

女性の貧困の原因は「社会的暴力」だといわれます。社会的暴力とは、日常的で匿名的
な暴力、つまり「日々生きている中で空気のように入り込んでいる暴力」です。この暴
力と「女性の貧困」という現状は密接にかかわっているといわれます。「日常におきる
匿名的な暴力」だからこそ女性自身も含め、我々はその暴力性に気がつくことが難し
く、その暴力を支えてしまうことすらあるといえましょう。
この暴力の連鎖を解き放ち、「性」によって分断されない生き方を皆さんと考えていけ
れば、幸いです。

<プロフィール>
・過剰姉妹〜イマノキヨコ&バババ
寿支援者交流会からの依頼前後に突如生まれた覆面ユニット。女性と貧困の関係をさま
ざまな位相で明らかにすべく、顔以外のいろいろなものを晒していく予定

・バババ
渋谷の路上や公園にたむろし、車座になって座り込み、あちらこちらに場を作る。黒い
顔に化粧し、爆発したような髪、過剰に靴底が高い靴を履いている。プチ家出どころ
か、家を出て6年。脱セクシー、脱カワ、「渋谷系バババ」。いちむらみさことは、何
の関係もないが、バババは男中心のストリートカルチャーに反発し、過剰なファッショ
ンと反体制な行動が一体となって、街に出没している。

・イマノキヨコ
性問題込みで自分の置かれた状況に取り乱しを通り越し強迫気味の、独身・独居フリー
ター女性。右手の中指ではなく、なぜか左手の薬指を突きあげ、"FXXX"(ふっっっ)と
いうのが口癖。栗田隆子によく似ているといわれるが、本人は「別人」と否定。詳細は
不明。上はヘルメットにサングラス、下はなぜか「運動」着と称して体操服とブルマー
を着用。体中に内出血状の無数の文様あり。