読売新聞の記事


読売新聞に女性と貧困ネットワークについて取り上げられました!

読売新聞 9月24日
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20080924ok01.htm
貧困女性の支援ネット

手作り製品の販売などの助け合い活動をしている「ノラ」。この団体のメンバー
も、「女性と貧困ネット」に参加する(関東地方の公園で)NPOや労組で新団
体「格差」や「貧困」が社会的な問題となる中で、「女性の貧困」の解決に取り
組む団体が設立されることになった。9月末に東京都内で設立集会を開く。

 新しくできる団体の名称は、「女性と貧困ネットワーク」。

 母子家庭を支援するNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」、女性団体
「ふぇみん」、女性の労働相談を行う「働く女性の全国センター(ACW2)」
、個人加盟の労働組合女性ユニオン東京」、女性野宿者のグループ「ノラ」な
どのメンバーが参加している。

 新団体の基本理念は、「貧乏でも安心 女性で安心」。28日午後1時半から
、東京・神宮前の千駄ヶ谷区民会館で設立集会を開く。当日は「私の貧乏体験」
の発表やシンポジウムのほか、物々交換のフリーマーケットも行う。

 近年、「ワーキング・プア」や「格差」が大きな社会問題となっている。しか
し「日雇い派遣」や「名ばかり店長」など、男性の問題としてとらえられること
が多い。

 実際には、働く男性に占める非正規雇用の割合は2割以下にとどまるのに対し
、女性では5割を超える。働く女性の4割以上が年収200万円以下という現状
がある。

 「女性は男性に養ってもらえばいいという時代ではない。離婚や失業で貧困に
直面した時に、女性の方が深刻な問題を抱えやすい。女性の貧困解決のために声
を上げたい」と、呼びかけ人の一人でACW2の伊藤みどりさんは話す。どんな
支援団体があり、どこに相談すればどんな支援を受けられるか――といった情報
を得られるようにネットワークを作り、「女性が貧乏になっても安心できる仕組
みを作りたい」と意気込む。

 設立集会は参加費無料。問い合わせは「ACW2」(03・5304・738
3)へ。

(2008年9月24日 読売新聞)