【4/2(土)】無料相談カフェかたりれんinお花見【代々木公園】

3月11日の東北大震災、停電、余震、それにつづく東電原発事故。
たくさんの報道、毎日変わる状況、不安など抱えたまま過ごしていませんか?


かたりれんで、お花見をしながら、怖い・不安・どうしよう・パニックという気持ちも一緒に連れて、みんなで話してみませんか?


こちらで、カセットコンロや基本的な調味料などを準備していますので、
材料のみの持ち込みも大歓迎!

生活やお金のこと、仕事のこと、パートナーとのこと、
こどものこと、親のこと、どんなことでも。
女の人に相談したい。または、数人で語り合いたい。
お茶を飲みながらおしゃべり。
また、じっくり相談することもできます。
カンパと持ち寄り大歓迎!
ひとりで悩まないで、「かたり・れん」で話してみよう。


かたり・れんでは専門の相談員が、労働・生活など秘密厳守で個別相談を受け付けています。
個別相談ご希望の方は、相談員がいますので、申し出てください。


日程:2011年4月2日(土)
   雨天延期(日にち未定)
時間:13:30〜17:30
場所:代々木公園内 南門近く 
住所:東京都渋谷区代々木

最寄り駅:JR 原宿駅 地下鉄千代田線 代々木公園駅 小田急線 代々木八幡駅
HP:http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index039.html



代々木公園内 南門近く(かたりれんの旗を目印にきてください)

ダンボールロケットで寒さを防ごう

ダンボールロケットで寒さを防ごう

テント村、NORAいちむらみさこさんからのメッセージ!

このダンボールロケットをつくって中に入ると暖かいです。
暖かいだけではなくて、安心です。
プライベートな空間で着替えもできます。
材料はどこにでもあるダンボール!
みんなで広めよう。

停電の家の中で寒さ対策にも使えます!
被災地でもつかってみてください!

note by akaishi

イラストby いちむらみさこ




関西初の「かたり・れん」が宇治で開催されました。

3月6日、日曜日。関西初「かたり・れん」が宇治で開催されました。


当日、宇治市主催の国際女性デー映画上映会で『外泊』が上映され、その解説に栗田隆子さんが来られるのに合わせ、地元の女性グループ「うじ パワフル ウィミン」と「女性と貧困ネットワーク」主催というカタチで「かたり・れん in 宇治」が決定。その様子を、「うじ パワフル ウィミン」の はるき がお伝えします。


「かたり・れん」は5時半スタート、午後の映画解説の中で栗田さんがしっかり宣伝してくれたおかげで7名の参加者が集まりました。
 

 まず、最近ヨガにはまっているという栗田さん主導のもと“からだほぐし”腕を伸ばしたり、背中や肩、胸のあたりをやさしくなでてリラックス。足もグルグル回してマッサージ、足裏のツボをグリグリ。


 椅子に座って始めたものの、やっぱり床に車座かなー?ということになって、持って行っていた布と、女性と貧困ネット立ち上げ集会に行ったメンバーが東京で見たパッチワークに触発
されて宇治で作った作品もひろげ、その上に座っての「かたり・れん」となりました。


 それから、参加者がそれぞれ、今日の気分、なぜ参加しようと思ったかなどをぽつぽつと「かたり」はじめ。。20代の学生から60代、映画を見て、最初ここには来るつもりなかったけど、一度家に帰ってご飯の用意をして急いで来たという主婦の方、行政の嘱託職員の方、などなどバラエティに富んだメンバーでした。


『外泊』を見て刺激を受けて来られた方が多く、自然と映画の話になりました。なぜ韓国の女性は明るいのか、同じようなことが日本であったらあんな運動になるだろうか、たとえばその時自分は、「外泊」できるだろうか、など「主婦」という私からの発言が栗田さんにとっては新鮮だったようです。

 かくいう私も、夜遊びが続いたため、「今日はホカ弁を買って8時までには帰る」と、こどもと約束していたため、話が盛り上がってきた7時半過ぎに後ろ髪引かれながら、お先に帰らせていただきました。


そんなこんなで、何だかまさに「外泊」的状況の中、無事「かたり・れん in 宇治」は終了した感じです。(はるき)

3月 かたり・れんの報告「すごろく・労働・やすみ」


いちむらさんが、ホワイトボードにさくさくと書いてくださいました。


かたりれんの開催時間は六時半から、主催者が手間取ったり、遅れたり。
すでに、3人の方にお待ちいただいていました。
とりあえず、お菓子などをつまみながら、7時までいろいろな方の到着を待ってみます。


参加者の方がもっていらっしゃいました。このお雛様、なんと76歳とのこと。「お内裏様」はちょっと飾りたくないということで、なにやら5人衆。

ちらほら、いらっしゃる方も増えたので、「じゃー、えーっと、呼ばれたい名前と今日の体調など、自己紹介というか」といちむらさんがぼちぼち始めます。

仕事のはなし、体のげんき、気分のいい悪い、眠い、疲れた、仕事っていわれてちょっとしんどくなった話、けっこう元気など。

今回は栗田さんが「Weabak:外泊」という韓国での510日間続いた女性労働者たちの闘いを描いた映画の宇治での上映会にコメンテーターとして呼ばれ、かたりれんin宇治が開催された話などがありました。

宇治男女共同参画センター作成の「人生すごろく〜男と女かで大違い?!」をいただいたということで、ぜひやってみようということになりました。


「じゃ、テーマで3つぐらいのグループ作りたいと思いますが、話したいテーマとかありますか?とりあえず、すごろくチームはこっちで・・・・、あ、さっき労働の話がでたから、労働チームをつくりましょうか?はい。じゃ、労働チームは奥のほうで、テーマ、テーマ、あ、睡眠?睡眠、んーーーじゃ、「おやすみ」テーマは向こうで、あと個別相談はホワイトボードの後ろでどうぞー」

ということで、すごろく・労働・やすみ・個別相談とわかれて、ぽつぽつを話を始めます。


わたしはすごろくチームへ。



このすごろくはプレイヤーに男と女があります。
最終的な勝ち負け?はお金とハッピーポイントできまります。
ハッピーポイントはプレイヤーが男か女かでおなじマスにとまってもちがいます。
たとえば、
「育児・家事は女の仕事。夫が手伝ってくれずにいらいら」というマスにとまると、
男プレイヤーは0ptですが、女プレイヤーは-2ptという具合です。


ほかにも「男だからなくな!」といわれて男プライヤーは-1ptなど。
さまざまな項目があります。


大学進学か?就職か?結婚するかしないか?離婚か継続か?などなどいろいろな人生イベントがあります。
5名ほどでわいわいやっていましたが、盛り上がりすぎ周りのグループから、「静かに!」と注意されたりしつつ・・・・
はしゃぎすぎですね。


さて、結果は?
印象的な2名を抜き出してみます。


男プレイヤーの結果:高卒、販売職、シングルファーザーを経て再婚


女プレイヤーの結果:大卒、公務員、結婚後子供を生む、地域のコミュニティハウスで老後を暮らす


「女プレイヤーになると、お金が少ない」ということが如実に・・・・・というようなかんじです。


最後に各グループからちょっとした感想などを全体で共有しました。


「やすむについて話したというか、かたりれんがやすむだったなとか、あと、ほかの方の生活とか・・・」
「仕事しなきゃ、生きていけない。そのしんどさ。一方、テント生活してる人の話とかきいたり」
「ここではなすと、そうかっておもっても、日々の生活で追い立てられると・・・」



このかたりれんに参加することが、
話す場がある安心感とか、
話さなくてもいいんだとか、
いるだけでも別にいいとか、
寝てもいいとか、
元気がなくてもいいとか、
元気満々でもいいとか、
途中で帰ってもいいとか、
だらだらいてもいいとか、
ともかく、
そういう感じになるといいなと思いました。


次回のかたりれんは4月2日(土)お昼ごろから代々木公園でお花見の予定です。

報告:ナガノ

【3/10】栗田さん出演予定 NHK総合・首都圏ネットワーク「ミドルエイジクライシス・新たな一歩へ 〜人生を切りひらく女性たち」【18:10〜】

女性と貧困ネットワークで一緒に活動している栗田隆子さんを取材した番組が放送されます。
ぜひ、ご覧ください。





首都圏ネットワーク
NHK総合  3月10日  18:10〜19:00


▼3月10日(木)  
 ◎「ミドルエイジクライシス・新たな一歩へ 〜人生を切りひらく女性たち」

http://www.nhk.or.jp/shutoken/program/b-det0003.html


なお、番組放送予定は変更となることがありますので、ご了承ください。

ピアサポ祭り「わたしの貧困体験〜結婚か?貧困か?自立か?」

先日のピアサポ祭りで女性と貧困ネットワークの一員として話したものです。


正確に話したことを起こしたものではないので、話した当初と内容が違う部分もあります。
厳しい貧困体験などを話せる人もいるのに、わたしが「貧困体験」についてしゃべってもいいんだろうか?と戸惑ったのを覚えています。
女性の貧困は隠れて見えません。
シングルマザーの貧困率のように、結婚しているうちは隠れていたものが、でてきたりします。
家族関係の中に納まって隠されているので、気が付きにくいと思います。
貧困を現在の生活や世帯の生活で考えるなら、貧困だと定義できないのが女性の貧困だと思います。
あらわれるときは離婚・DV・介護などの他のものと一緒にのはなっていることが多く、多くのアプローチでのかかわりが必要です。
女性と貧困ネットワークはそのように複雑化した貧困をさまざまなところと連携してつながっていこうと作られた団体です。
この貧困体験談で少しでも多くの方とつながるきっかけになればと思います。


女性と貧困ネットワークのナガノハルといいます。
今日は、私の貧困体験を話させていただきます。
よろしくお願いします。

わたしが自分が貧困だと気が付いたのは就職したときです。

はじめての仕事は印刷会社の「事務の女の子」。
小さな事務所での面接です。
面接官ははじめに言いました。
「うちの会社では「事務の女の子」には毎朝、全員分のお茶をいれてもらうから。最近の人はそういうの嫌うけど、うちの会社は業務のひとつとしてやってもらう。あなたできますか?」

面接にたくさん落ちていたわたしはすがりつくような気持ちでした。
にっこりとわらってはきはきとした様子で「はい」といいました。
面接対策ではとにかく「はきはき、明るく、にこやかに」と教えられたからです。

手取りは15万。

「週5日働けば自立できる」と当然のことのように思っていたので、さっそくアパートなどを探しに行きました。わたしの地域ではきれいワンルームが6万程です。わたしの収入だと憧れているようなフローリングの部屋に住むのはあきらめなくてはいけないことを知りました。
不動産屋に、「年収は?」ときかれ、「230万円ぐらいです」と答えると、「いや、手取りじゃなくて、総額だよ」と言われます。
「総額が230万円なんです」
「え?正社員でしょ?」
「はい。事務です。」
「だから、自分の手元に残るお金じゃないの。税金も含めて」
「だから、それが230万円です」
「ずいぶん、安いねぇ。正社員の年収じゃないよ。もっといいところあるんじゃないの?」


そういわれ、はじめて自分の年収が「安い」ということがわかりました。
結局、一人暮らしはやめて、お金を貯めようと思いました。


毎朝、業務の一環で部長にはドリップパックのコーヒー、課長にはお茶、係長には粉末状のカフェオレなどを分けていれました。
わたしがお茶を入れている間は朝のミーティングが行われていました。
「電話番とお茶だけいれてくれればいいから」といって部長は笑いました。
「楽な仕事でいいでしょ?」と課長も笑いました。
わたしは教育をうけて、自分にはもっといろいろなことができるんだと信じて社会に出てきたのですが、どんどん自信がなくなりました。


「目の前に座っているおばさんね、すっごいいじわるで有名だから、気をつけたほうがいいよ。それと、あのばばあ不倫してんだよ。」

ある上司は同じ課の同僚となった60代の事務の女性をについて、わたしに耳打ちします。
「そんなことないですよ。とっても、やさしく仕事教えてくれますよ」
わたしは心の底から思っていたことをいいます。
「ああ、それは、はじめだけ。みんないびられてやめたんだよ」
何でも知ってるんだぞという顔の上司。
上司はその人をさげすむのをやめませんでした。


ある日、上司が侮蔑する60代の女性がロッカールームでため息をつきました。

「はぁ、つかれちゃった。あなたも早く結婚したほうがいいわよ。わたしわね、結婚に失敗して、離婚しちゃってね。何の経験もないからひろってくれたこの会社にずっと勤めてるの。お給料もね、あなたとほとんどかわらないのよ。男の人はねちょっとぐらいは上がるけど、事務の女性はずーっとこのままだから。
わたし、あと2年で定年になるけど、年金もすごくすくなくて。でも、いいの。細々とやっていく。毎朝、好きな時間まで寝ていられるだけで幸せだもの。」


仕事を覚えれば、収入があがっていくのなら一人暮らしを目指してがんばれかもしれません。


しかし、およそ40年後の自分の姿を見たように思って暗い気持ちになりました。
「事務の女の子たち」は、みな、実家から会社に通い、「結婚したらやめる」「疲れたから専業主婦になりたい」といいました。


男女平等の教育をされたわたしは「わたしは結婚に興味ないんだ」と話をそらしました。

わたしはそんな暮らしの中で、自分は貧困なんだと思いました。
もっともっとすごい貧困の人、食べ物にも困る人もいるけれども。ただ、胸を張って「貧困です」といえるような貧困ではないような気がしました。

わたしがいままで貧困を感じなかったのは、家族が養ってくれたからです。
家族がいなくなって、一人になったわたしが生活するとしたら、息切れするような毎日なんだと怖くなりました。

それから、ずっと、わたしは「自立、自立、自立、自立・・・・」と唱え続けて怯えて生活していました。
スキルアップスキルアップスキルアップ・・・・・」と焦って疲れても休みませんでした。
「資格、資格、資格・・・」とうなされて、頭が痛くなりました。

そうやって、結婚か?貧困か?自立か?という選択肢しか見えなくなって、心が硬直しました。

もともと、こころのバランスが悪いので、すぐに鬱状態になりました。

このままではだめだと思い、無料の講演会やイベントなどに行きました。
その頃「反貧困」を掲げたイベントなどがよくありました。

そんな中で、女性と貧困ネットワークの人と会いました。
そこには「結婚か?貧困か?自立か?」以外の生き方をしている人しかいませんでした。
こんなにたくさんの種類の女の人を見たのは初めてでした。
わたしは、女の人にいろんな人がいることを本当にわかっていなかったのだと思います。

わたしは大人になってはじめて、友達ができました。
女性と貧困ネットワークを行ったり来たり、通り過ぎたりしている人と仲良くなりました。それまで、「専業主婦になりたい」という人としか友達になったことがなかったので、解放された気分でした。

わたしの貧困体験はものすごくインパクトのあるものではありません。
今なら「15万で、十分じゃないか?」と思ったりもします。
ただ、自分が貧乏な生活に耐えられないだけのわがままじゃないかと思ったりもします。

だから、こんな風に話すのはちょっと怖いです。
「そんなの貧困じゃない。もっと大変な人もいる」と言われそうで。

少しでも誰かにあの時の怖い気持ちや、苦しい気持ちが届くといいなと思ったので、
話させていただきました。

聴いていただいてありがとうございました。

文責:ナガノハル

第5回働く女性の全国センター総会&交流イベント

「BPEC女性リーダーズ会議 〜働くことを変える〜」
Bは、びんぼうのB、 PEは、Pay(賃金)Equity(均等)Cは、conference(会議)
【日時】2011年02月26日(土)13時00分 受付開始
13時30分から開始−19:30分終了
2011年02月27日(日)10時−15時30分 終了予定

【場所】労働相談情報センター・大崎(南部労政会館 第5・6会議室)
【連絡先】働く女性の全国センター office@acw2.org

「働くって何?」 女性にとって家を出て社会とつながりもち自由を獲得すること?
長い間、「男は仕事、女は家事・育児」と性別役割分業の中で「女性の労働権」は、大きな課題でした。
ところが現在、働くことは長時間労働など職場の競争原理によって「働く=苦役」、時には「過労死」にも至るほど雇用が劣化しています。
若者の失業率は10% 史上最大の就職氷河期です。私たちは、さまざまな「働く」を考え、「働くことを変える」
を2011年の総会テーマにしました。 世代や雇用形態・雇用・非雇用を超えて一緒に考えてみませんか?

【総会案内】
【日時】2011年2月26日(土)13時受付〜19時30分
2月27日(日)10時〜16時
【会場】労働相談情報センター・大崎(南部労政会館 第5・6
会議室)
最寄り駅 JR山手線 大崎駅 新東口下車 5分
【参加費】会員500円、一般1000円(資料代) 生活困窮者 要相談

【宿泊】別途 案内(東京近郊以外からお申し込みの方には、別途御案内いたします)

【事前申込締切】 分科会のみ2月24日まで下記から、申込書がダウンロードできます。
http://files.acw2.org/5soukai.doc

【スケジュール概要】

2月26日(土)
13:30  開会・受付 (13時開場 早めに来て会場設営を手伝ってください)
13:40〜 パネルディスカッション「BPEC女性リーダーズ会議 〜働くことを変える〜」
Bは、びんぼうのB、 PEは、Pay(賃金)Equity(均等)、Cは、conference(会議)
パネラー ボブリース里奈さん(ファッションフェミニスタ)
 根来祐さん(映像作家)
 屋嘉比ふみ子さん(ペイェクイティ・コンサルティング・オフィス)
★進行役 田中かず子
発言者のプロフィール http://files.acw2.org/backgrund.doc

17:30〜 第5回ACW2総会
(2010年の振り返りと2011年のビジョンなど討論)
19:30  終了
2月27日(日)
10:00〜 開始 課題別 分科会案内
下記に、詳細。人数によって、希望の分科会が
変更になることをあります。了承ください。
http://files.acw2.org/2011bunkakai.doc

14:00〜 映画&討論 タイトル「レイバー・ウィメン」
16:00  終了予定